道東ふらり旅 後編 [ドライブ]
なんだか、最後に吹雪にまかれるなんて春近しとはいえ冬のお天気は油断がなりません。
吹雪の中を市街地へと向かい、ホテルの駐車場に飛び込むとすっかり車は雪化粧になっていました。平面駐車場が連泊の人たちでいっぱいなので立体駐車場へと申し訳なさそうに係の人が案内してくれたのですが、こんなお天気だと屋根があるところの方が良さそうな気がするんですけれどね。
まあ、出庫には時間が少しかかるかもしれません。
ホテルはシングルルームの予約でしたが、少し広いツインルームにしてくれていました。ひといきついたら、雪もやんできたので、近所を散歩。すぐそばの幣舞橋は、漢字が読めません。なんとなくロシアっぽい雰囲気のただよう街です。
フィッシャーマンズワーフもなんだか変わった建物です。
出世坂をのぼって街を振り返ればローターリーとして機能していないロータリー。変則的な優先順位があるようですが、地元の人には問題無く機能しているようです。信号なくても歩行者がいると止まってくれるし・・・・。
夕食はホテルにチラシがおいてあった近所のフレンチに潜入です。
フレンチにしてはリーズナブルな気がしますが、量がもうちょっと欲しかったかも。美味しかったので、もう少しセンスがあがるといいかんじ。今後に期待ができそうなお店でした。
そんな満腹にはちょっとたりない状態でしたが、ホテルで無料の夜食サービス。夜鳴きそばならぬ、夜鳴きラーメンです。
釧路風は、醤油ベース。ちょうど夜食に良い量をサービスしてもらいました。
部屋にはお風呂がなくてシャワーだけですが、最上階に温泉があります。さらっとしたお湯で、ちょっと狭めですが、混んでいなければゆっくりお湯につかれるのでした。
外はやっぱり寒いのか、窓から冷気が入り込んでくる感じです。せっかく温泉で暖まったのに冷えて風邪引きそう・・・・。
でも、あっという間に朝です。今朝はとってもいい天気。
こんなに良い天気になるのら、ランニンググッズもってくれば良かったです。旅ランすると気分もハイになりますから。
とはいえ、荷物を少なくするのに、汗をかかない前提でのパッキング。早起きしたらランに出るかわりに温泉にどぼ〜ん!気持ちいいねぇ。
ホテルの朝食も、なかなか良くて、炉端焼き風やら勝手丼風やらザンギなんかを味わえます。
でも、そんなに食べられないので、お皿にとったのはちょっぴりだけ。勝手丼もご飯のうえにのっけずにお皿にちょっとって感じです。
さあ、残り時間はあとわずかです。今日も朝から動き回りましょう。
天気になったのでまた丹頂鶴を観に行くというのもいい案ですが、はじめての場所なので違う所も見てみたい。この両天秤に心が揺れます。
とりあえず、近所の春採湖というところに行ってみてから考えることにして出発します。
まわりにはいろいろな施設が点在しているのですが、時間的にまだ早すぎて閉まっていたりします。一番気になっていたネイチャーセンターは冬はやっていなかったりね。
野鳥の観察場所からは、それらしき鳥はまったく見えずぬけるような青空を舞うカモメくらいをみかけるだけなのでした。
春採湖ぞいの鉄道線はみたことのない貨物列車が走っています。太平洋炭鉱の石炭専用の路線のようで、ディーゼル機関車が前後をはさんで、連接貨車になっているというマニアックな編成の列車でした。
とりあえず、海に近い道を更に東へ走ってみることにします。昆布森っていうところまでは道がドライだったのですが、その先は雪道に変わったので、ここから国道にでることにしました。もう少し東に行くと厚岸町。地図には観光名所のようなマークがいくつか固まっているので、行ってみることに。
地形的には面白いですが、結果は失敗だったかな。海事記念館は子ども向け?愛冠岬の展望台はあと500メートルで鎖が張ってあるしねぇ。資料館も冬季はお休みみたいでした。
屯田兵村があるのをみつけたので、そこに立ち寄ってから釧路湿原をめざそうとしたのですが、兵屋だけみつけて資料館は何処だろう状態でした。
なんだか、ほとんどドライブで終わってしまいそう。
のどかな雪景色をみながら延々ドライブなのでした。北海道は広いね。
丹頂はあきらめてお昼ご飯はホテルのそばまで戻ってスパカツを泉屋本店でいただきます。なかなかボリュームがあってB級グルメの美味しさをいただきました。
このあとはあまり時間がありませんので、昨日雪がふりだしてきたので通り過ぎた北斗遺跡展示館へ。
湿原の中の農道を気持ちよく走って行きます。
雪のつもった脇道を入っていくと、
資料館は休みだし、遺跡の道は雪に埋もれていました。入り口にやっていませんといった看板をあげておいてくれるといいのにと思った瞬間ですね。
かわりに近所にあった野生動物保護センターに寄り道していたら、車を返す時間がぎりぎりに。ちょっとスピード出過ぎたかもしれませんが、あわてて空港まで戻ります。
ガソリンスタンドが途中無かったのですが、レンタカー屋さんで給油してくれます。で、もらった伝票では何リッター入ったのかわかならいんですが・・・・。走行距離は349kmでした。
札幌までは緑色のANA。7列目のシートはプロペラの真横でちょっと怖いです。でも、下界の景色はとっても綺麗なのでした。
あっという間の今回の旅も終了です。千歳ではパイロットさんも飛行機をおりてバスのお見送りをしてくれるんですね。バイバイ、あっという間の北海道っ!また来たいなぁ〜
コメント 0